テーマは「隣の駅にも旅情あり」。

わざわざ観光地へ行かずとも、海外へ行かずとも、知らない街の駅前や商店街、一見なんにもなさそうな住宅地にだって、そこには人情と旅情がある。
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総記事数:11 件

2016.05.17

街めぐり超風景009 鉄道が走りまわる大衆食堂(京都)

こんにちは。

 

僕は関西ローカルの番組を構成する放送作家です。

 

このブログでは、カメラを持って街をめぐり、人をめぐり、テレビでは表現しえない街の人々のいとなみを綴ってゆこうと思います。 

いつも頭のなかは「旅がしたい」という想いでいっぱいです。

 

今回は京都です。

京都といえば先日、段ボールで自分の身長よりも大きな作品をつくっている63歳の男性宅を訪ねました。

 

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圧倒されました(ため息)。

おもちゃは自分で作るのが当然だった時代に幼少期を過ごした京都の60代、手先が器用でパワフルです。

 

今回はそんな、街にひっそりといる60代の凄ワザ京都人のもとを訪ねました。

 

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街めぐり超風景 Showcase 009

 

鉄道が走りまわる大衆食堂(京都)

 

■お食事処「相生」 増田健二郎さん

 

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ごく普通の大衆食堂だと思って飛び込んだ、そこで見たものは……。

 

再婚を機に京都へ転居しておよそ5年。

そうして、つくづく思う。

京都は「大衆食堂のレベルがめっちゃ高い!」。

 

京料理というと湯豆腐、ゆば、にゅうめん、懐石料理、デザートはお抹茶の水ようかん、といった、薄味であっさりさっぱりはんなりほっこりヘルシーなイメージが強く、実際それは決して間違ってはいない。

 

されど京都で暮らす人たちがそんな風邪をひいた時にいただくようなものばかり食べているかというと、実際は月に一度も口にしないのではないだろうか。

 

京都は観光地。他都市や海外からお見えになる“よそさん”向けの飲食店が確かに多い。

 

しかしいっぽうでは京都は食べ盛りな学生たちの街であり、力仕事を伴う職人の街という顔もあり、和洋中にナポリタンにカレーライスと、安くてボリュームがあって味つけもしっかりした料理で空腹京都人たちの活力を支える店もたくさんあるのだ。

大衆食堂にこそ、ことさらに飾らない、素顔の京都が映しだされている。

 

たとえば、この「うどん・丼・定食 お食事処 相生」

 

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なんて奇をてらわない外観だ。

されど絶対においしいに違いないと思わせるザ・スタンダード大衆食堂な店構え。

 

腹ペコなときにスカな店にあたったら、ほんと落ち込むもんなあ。

特段に変わったメニューはないけれど、本当におなかがすいたときに任せられる「普通のごはん」が食べられるお店に違いない、きっと。

 

普通の。

 

普通の……。

普通の……?

あれ?

 

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なんだろう、この「(電車のイラスト)が走る店」という普通じゃない唐突な表示は。

 

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「走る店」

いわゆる大衆食堂、お食事処と銘打つ店には、普通はありえないキーワード

しかもこれといった説明があるわけではない

まるで無人の秘境駅に取り残された気分。

 

これはもう店内に入ってみるしかない。

自動ドアを開け、乗車、いや一歩足を踏み込むと……。

 

「おお……こ、これは……」

おそらく7メートル前後はあるだろう鉄道のジオラマが、壁一面を占拠しているではないか。

 

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一見ごくふつーの大衆食堂。

なのに壁面にはスペクタクルなNゲージのレイアウトが!

 

 

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こっちにも。 

 

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そうとう凝った造りだ。

 

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プラットホームには売店や人が。

 

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美少女フィギュアに視線が行きがちだが、車両に備わった灰皿など見逃せない小道具も。

 

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マッチ箱や、いまではあまり使われなくなった磁気データのプリペイドカード。

 

しかも列車がちゃんとレールの上を走行している。

想像をはるかに超えてグランドでファンクなレイルロード。

うすうすそうではないかと思っていたが、ここは鉄分が豊富な大衆食堂だったのだ。

 

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あ! スピードを上げてスーパーはくとが駆け抜ける!

 

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先頭車両にはCCDカメラが備わっており、モニターには中継動画が映し出される

こんなにハイテクなお店だったなんて外観からはまったく読み取れない。

 

鉄道カフェ、鉄道BARはいまや決して珍しくはない。

が、うどんや親子丼など和食を中心とした食堂で、この光景は経験がない

これほど壮大なジオラマのレイアウトがありながら、外観にそれをほとんど打ち出さないのは、あまりにももったいないではないか。

 

店主の増田健二郎さん(65歳)に、「いったいどうしてこうなったのか。そしてなぜ大きく宣伝しないのか」をうかがってみた。

 

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二代目のご主人、増田健二郎さん。

 

「なぜって? 私のところはあくまで、大衆食堂やから。これ(鉄道)がメインではないんやからね。鉄道はふろく、おまけ。あくまで私の趣味です」

 

「この食堂自体は先代から数えて60年以上経つ。僕は2代目なんです。昔から、うどんと丼、赤飯、そういう普段の和食。味は変わってません。僕の代になってハンバーグやオムライスなど洋食も作るようになって、そのあたりだけは変わったかな。特にハンバーグは、よそのものとはひと味もふた味も違う。誰にも負けない自信がある

 

「鉄道は表(外観)でも、そない大きく宣伝はしてないんです。テレビの取材申し込みも全部断ってるしね。そやから、6割のお客さんは、こういう造りの店やとは知らずに入ってきますね

 

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ふわふわで、ソースも抜群においしい、ほっとする味のハンバーグ。

 

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増田さんの代になって、オムライスなど洋食もはじめた。

 

店主の増田さんは「あくまで趣味」「鉄道はおまけ」と釘を刺す。

増田さんにとって、あくまで勝負すべきポイントは「味」。

この「お食事処 相生」が数多の鉄道カフェ鉄道BARと大きく異なる点はそこだ。

それに和食や定食の店だからこそ、鉄道カフェにはない旅情が感じられる。

 

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車窓から広がる鉄道路線と大海原。まるで電車に乗っているような気分。

 

「これを見ながら食事をすれば、旅の気分にひたれますよ。食堂車みたいなものやね

 

「車両も毎週入れ換えるから、いつ来ても楽しんでもらえます」 

 

ま、毎週入れ替え?

 

「入れ換える車両は70編成。およそ700両ある。それをとっかえひっかえしてるねん」 

 

ななな700両!

 

「はじめは300両しかなかったんやけど、お客さんが『これはないか?』『あれはないのか?』とおっしゃるのでリクエストに応えるうちにだんだん増えていって、いまは700両」

 

「JRも国鉄も新幹線も全部ある。私鉄は関西エリアなら全部ある。貨物もある。ありとあらゆるものがある。全部を入れ換えようと思ったら数か月かかるね 

 

な、70編成、700両……。

「はじめは300両しかなかった」って……その時点ですでに鉄道ミュージアムの領域なのでは。

 

そして驚くべきは車両の数だけではなかった。

 

「車両はすべて、買うてきたままやなしに一部加工をほどこしリアルにしてある。室内灯も入れて、屋根も汚して。ディーゼルの機関車やったら屋根がすすで汚れてるから、そういうのはエアスプレーで描く」

 

「ある程度、大人が見ても堪えられるようなものを作ってある。子供だましでは僕もお客さんもすぐに飽きてしまうから」 

 

大人の鑑賞に堪えうるものにするため鉄道車両に独自に室内灯をともすなんて、気が遠くなる作業。

その心意気はななつ星だが、700両すべてに独自のカスタマイズを施してあるなんて、猛烈な手間なのでは。

 

「車両を作る手間もやけど、メンテナンスがたいへんやね。ガラスケースに入れてあるからほこりはつかないんやけど、それでもレールやらは汚れますから一週間に一回、全部掃除する

 

「お客さんに見ていただくものやから『今日は調子が悪くて動かされへん』では済まへんでしょう。調子が悪かったら夜なべしてでもなおす。普通の鉄道会社も夜になったら保線の点検を行うでしょ。それといっしょです」 

 

鉄道模型にかける覚悟、お客さんがいるあいだは動かし続けるという責任感、もはや鉄道員となんら変わらない

そして増田さんの鉄道に懸ける意気込みは車両だけにはとどまらない。

 

「シーン、ジオラマ、レイアウト、ぜんぶ手作り。土台も手作り。ぜんぶひとりで作った

 

*シーン(シーナリー) 鉄道模型の世界では鉄道路線の風景を意味する言葉。 特に山や川、草原など自然物を指すことが多い。

 

こ、これ、全部ですか!

 

「ぜんぶ。しかも季節に応じてシーンを変えるんです。変化をつけないとお客さんが飽きてしまう。秋になったら稲が実ったような状態に差し替える。春は桜、夏は海水浴、秋は紅葉、冬は雪景色。すべて手作り」

 

「部品やパーツはメーカーがいろいろ出してるけど、そのまま使わず加工して。土台から手づくりやから風景も自分のあたまで考えて作らないと、カタチにはならへんねん」

 

「(指をさし)あそこに山があるでしょう。あんなもん、どこにも売ってへんからね。ボール紙や発泡スチロールで組んで、そこにセメント塗ってちゃんと山の形にする。山の表面にふるパウダーとか、そういう細かいのんは売ってるんですわ。せやけどそれを買ってきたからといって、できひんわけです。自分で作らな完成せえへん」

 

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ボール紙や発泡スチロールにセメントを塗りこんでこしらえた手づくりの山あい。

 

語気を強めた「自分で作らな完成せえへん」に調理にも鉄道模型にも通じるクリエイターのソウルを強く感じた。

 

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季節ごとに変わる分割レイアウトは、箱に入れて、ケースの上にしまってある。

 

さらに説明を聞くうち、この店のさらなるすごさがわかった。

一見ひとつにつながっているように思えるレイアウトだが、実は8つに分割できる仕組み。8分割することで、情景や季節感などが入れ替えやすくなり、お客さんが退屈しないようになっている。これも増田さんのアイデアだ。

 

ただ、このシステムには弱点があった。

 

「分割できるようになってるから、継ぎ目に段ができて脱線してしまう。土台がベニヤ板と角材やから、気温の変化や湿気に弱い。乾燥してる時期と梅雨の時期では継ぎ目の調子が違う。湿気によって、土台が反るんです。1ミリか2ミリのわずかな差なんやけど、それだけで車両は動かなくなるんです」

 

「それで土台に下駄をはかせたりして調整する。初めはそれがわからなんだんや。『なんでここで脱線するんや』って悩んだ」 

 

うう……すごい執念。

「列車が脱線しないように1ミリか2ミリのわずかな差に悩む大衆食堂のあるじ」なんて、日本でおそらく増田さんただひとりだろう。

 

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今週の走行車メニュー。

 

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さらに次週予告も!

 

ではいよいよ、根本的な疑問に迫ろう。

増田さんは「あくまでおまけ」だとおっしゃる。

しかしながら、このレイアウトは大衆食堂のディスプレイの範疇にはもはやなく、これ自体の鑑賞を有料にしていいほどのレベルだと思う。

謎の鉄道大衆食堂、このような業態となったのは、いつからなのだろう。

 

「店のなかに鉄道のレイアウトがひととおり完成したのは16年前やね。ビルに建て替える時に寸法を測って、工事と並行してレイアウトを置くスペースを作ってもらい、大工さんにケースを作ってもらった。それまで趣味でやってきたけど、人にこうやって見せるというのは今回が初めてでしたから、いろいろ考えたね」 

 

んと、店を建てかえるとき、はじめから鉄道が入るスペースを考慮していたとは。

16年前といえば、鉄道カフェなど、まだまだぜんぜん一般的ではなかった。このプレゼンテーションのセンスは、時代を特急で先取りしていたのではないか。

 

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京都や滋賀が舞台となった「けいおん!」ラッピング車両も。

感覚がお若い!

 

ではいったいなぜ、鉄道にそこまで惚れ込むようになったのだろう。

 

「鉄道が好きになったのは私が小学校の2、3年の頃。きっかけは帰省の汽車やった。まだ電車が一般的な時代ではないです。あの当時は両親が営むこの食堂が忙しかったんや。それで夏休みやら長い休みの季節になると、子供がおったら『ややこしい、邪魔になる』て言うて、両親が私を田舎に送ってしまうんです。当時は『わしゃ荷物か』と思ってたね(笑)」

 

両親が兵庫県但馬の出身でね。城崎とか香住とか豊岡とか、日本海側のあのへん。僕が京都の二条駅から煙を吐く汽車に乗ると、むこうの駅でおばあさんが待っててくれて、それから一週間~二週間、田舎で暮らすんです。そうやって汽車に乗るようになり、山陰の風景に愛着を感じるようになって、しだいに鉄道自体が好きになっていったんです」

 

「まぁ、あの頃は、小さい男の子は、みんな鉄道にハマるんです。ところが大きくなったらやめてしまう。私はずっと卒業できず、いまに至る(笑)」

 

「一番好きなのデザインはスーパーはくと トワイライトエクスプレス。あと鉄キハ181は好きやね。それに乗って田舎に行く回数が一番多かった。愛着があるからね」

 

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帰省のスタート地点だった想い出の旧・二条駅。

 

なるほど、確かにこの店に広がるのは明瞭に日本海側の風景だ。

単なる楽しいレイアウトではなく、どこか愁いを感じたのは、そこに日本海側の情趣が横たわっていたからだろう。

 

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広がるのは日本海。

幼い頃に車窓から眺めた記憶が反映している。

 

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緑豊かな故郷・但馬地方の風景を再現。

 

では鉄道模型を作り始めたのはいつから?

 

「小学生の頃はまだ鉄道模型ではなく、切符を集めるとか、写真を撮るとか、そんな程度やったなあ。写真はいまもよく撮っていて、店内に展示してある。模型は高校生の頃から始めたんやけど、続かない。根気? いや、金がないんや。メーカーもまだできたての時代で、値段も高く、品ぞろえもよくなかった」

 

「仕方がないから白いボール紙を買うてきて、車体の形にして、割り箸、ダンボールの切れ端、つまようじなんかを使って作っていたんやけど、ものすごく手間がかかる。なんせ接着剤がないんやから。まして瞬間接着剤なんてなかった。洗濯のりを煮詰めて自分で作っていた

 

「せやけどメーカーの既製品と見比べたら、雲泥の差や。自分が作ったものは悲しくなるほどみすぼらしくてな……。それで『これではあかん』といったんやめて、再開したのが16年前」 

 

なんと……鉄道模型熱が再燃したのは、この店の改装とほぼ同時期。

つまり料理人になってからだったのか!

ということは、増田さんはハンバーグを焼きながらも、心の奥底で、鉄道への愛が静かに燃えていたというわけだ。

 

しかし、これほど巨大なレイアウトを、いったいどこで作り上げたのだろう。どこかにアトリエをお持ちなのだろうか。

 

「作った場所? ここ 

 

え? どこですか?

 

「(テーブルを指さし)ここ。ここで作ってる」 

 

え、こ、ここで? 僕がいまいる、この食堂のテーブルで?!

 

「営業が終わったあと、テーブルの上にシート敷いて、一日2時間かけて。それで店を始める前に片づけて、作りかけをまたケースの上にあげて。それの繰り返し

 

「完成までの時間? ものすごかかるよ。30センチ幅で1ケ月~2ケ月かかった。4シーズン作るのに10年かかったよ。ちょっとでも『イメージとちゃうな』と思ったら、作りかえないと気が済まんかったからね」

 

「はたから見たら、おかしいと思うやろね。興味がない人は『無駄なカネ使うて』と思わはるやろ。クラウン一台分のお金がかかってしまったしでも、やりなおすねん。納得できないから」 

 

でも、やりなおすねん」という言葉が心のなかでこだました。 

そう、この「おまけ」にかける情熱は、人によっては自己満足に見えるだろう。

しかし、サービス精神の根源は、僕は自己満足にこそあると思うのだ。自分が満足できないものを他人に勧めるわけにはいかない。

まして増田さんは料理人。そこには通底している想いがあるだろう。

 

それから、もうひとつ素通りできないのが、兵庫県の余部にある、見あげるほど高い「余部鉄橋(余部橋梁)」のレイアウト。

線路の上を電車が行き交い、これもダイナミック。

橋梁を展示したケースが改札口っぽくて、いっそう鉄道ムードが漂うなあ。

 

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おひやをいただくスタンドとて見逃せない。

 

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見あげるほど高い餘部鉄橋。

 

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餘部鉄橋の詳細な解説。さらに京都市を走る路線バスのリアルな模型も。

 

橋梁を展示したケースが改札口っぽくていっそう鉄道ムードが漂うなあ。

 

「昭和45年くらいの頃、コンクリートの橋になる前、よく写真を撮りに通ったんです。4、5回は行った。当時は誰も来ない、さびしい無人駅で、よっぽどの鉄道マニアしか行かない場所だった。でも味がある風景で、僕は好きだったんですよ。そんな当時を思い出して作ってみた」

 

「せやけど難しかったわ。橋脚がやぐら状で少しずつ角度が違うから、橋脚を作るだけで一か月かかる。それでも駅の周囲の雰囲気も全部似せて作ってあるので、愛着があるね」

 

「最近は、また鉄道写真を撮りに行こうかと思ってるんですよ。福知山線、山陰本線、湖西線、いい風景を求めてね」

 

味がある風景、増田さんの口から何度も発された言葉だ。

 

「プロが作ったものを買うてきて並べたらええだけなんかもしれんけど、やっぱりきれいすぎて味がないんです」 

 

料理も鉄道も、ともに自分で作ること、そして味にこだわるお店なんだな。

 

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余部鉄橋を駆け抜ける列車。感動!

 

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思わず敬礼したくなるモータマン増田さん。

 

いま京都は4月29日にオープンした「京都鉄道博物館」の話題で持ちきりだ。

しかしそこからさほど離れていない場所に、こんなにも鉄道を堪能できる穴場があった。

京都市内にいてこれほど旅情をかきたてられる場所は、ほかにそうそうない。 

 

味のあるレイアウトが広がった味のいいお店を出て、ふと思った。

 

大きく宣伝こそしないけれど、小声で訴えてくるペーソスがある。

それはまるで、旅先で遠くから聞こえてくる汽笛のようではないか。

 

相生

京都府京都市上京区尼ケ崎横町350  (千本通出水下ル)

075 841 8001

11001500

17002030

木定休

 

取材・撮影:吉村智樹(よしむら・ともき)

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京都在住の放送作家。

 

関東の皆様へ。

6月17日(金)下北沢の書店「B&B」にて「珍スポットを旅するということ 金原みわ×吉村智樹」という珍スポ上映トークイベント開催。

金原みわさんの新刊を販売します。

楽しいイベントですので、ぜひ遊びにいらしてください。

詳細と前売 http://bookandbeer.com/event/20160617_bt/

 

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